結論
高配当株はSPYD、HDV、VYMの3つを買う。
目次
そもそもETFとは? 投資信託との違いについて
一般的な投資信託との違いは大きなところで、上場しているか(ETF)、していないか(一般的な投資信託)の違いがあります。
また、高配当ETFは、予想配当利回りが高い銘柄から選択されるので、特定の個別銘柄が暴落しても、分散投資ができます。この点は一般的な投資信託と同じですね。
🔽投資信託の説明記事は下記に🔽
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そもそも投資信託ってなんだろう? 特徴や種類を解説
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高配当ETFを購入したら不労所得が得られる
分配金の例
1,200,000円✖️4%=48,000円/年間
月当たり4,800円
つまり年間48,000円、月4,800円の不労所得が得られることになります。
120万円も投資してたったのそれだけ?と思った方もいると思いますが、月5千円の不労所得があるだけでも生活の潤いも全然違います。携帯の通信料もペイできます。
また、投資金額を増やせば、配当金も当然上がるので、選択肢も広がります。
高配当ETFのメリット
高配当ETFのメリット
- 配当利回りが高い
- 個別株の値下がりリスクを回避できる
- 投資対象の選択肢が多い
- 不労所得が簡単に得られる
高配当ETFのメリットを下記に記載します。
配当利回りが高い
株式市場で得られる平均的な利回りが1%〜2%程度なのに対して、高配当ETFは3%〜5%の物が多いです。
100万円投資していれば、年間4万円の配当金が貰える計算なので、とても大きいですね。
個別株の値下がりリスクを回避できる
高配当ETFは、一般の投資信託と同様に複数の銘柄に分散投資ができるので、リスクヘッジができます。
一つの銘柄の調子が悪くても、他の銘柄でカバーできるので、個別の配当株よりリスクが小さくなります。
投資対象の選択肢が多い
高配当ETFは日本の株式だけでなく、海外株式、海外債権、コモディティ等の商品が存在するので、様々な指数に連動している商品から選ぶことができ、選択肢が広い点が挙げられます。
不労所得が簡単に得られる
一番のメリットは不労所得を得られる点が挙げられます。
一般的に不労所得と聞くと不動産投資などがありますが、金額が数百万円単位になるので、中々手が出しにくいのに比べ、高配当ETFは100円から購入することができます。
高配当ETFのデメリット
高配当ETFのデメリット
- 自動的に分配金が再投資されない
- 自動積立設定が出来ない証券口座が多い
高配当ETFのデメリットを下記に記載します。
自動的に分配金が再投資されない
投資信託と異なり、ETFの場合は自動的に再投資されないので、再投資をしたい場合は、手動で入れないといけません。
ただ、配当金を再投資せず、生活費に使いたい場合はデメリットにはなりませんし、配当金が入る喜びや感動は投資信託では味わう事がができないので、何を優先するかが大事になってきます。
自動積立設定が出来ない証券口座が多い
投資信託の積立投資は主流ですが、ETFの場合、積立設定ができる証券口座がSBI証券しかありません。
つい最近、楽天証券のETF積立設定が解禁になりましたので、積立設定を行いたい方は楽天証券かSBI証券を使いましょう。
おすすめのETF
SPYD
SPYDとは、SPDR Portfolio S&P 500 High Dividen ETFの略称であり、米国指数であるS&P500指数銘柄構成のうち、高配当利回り上位の80銘柄に投資をする上場投資信託です。
SPYDの特徴は以下のとおりです。
メモ
・高配当ETFの中でも分配金利回りが高い
・金融・不動産・公益事業銘柄を中心に運用している
・年2回のリバランスにより、組み入れ銘柄の比率を自動で調整
下記にSPYDの概要を記載します。
SPYDの概要
銘柄 | SPYD |
運用会社 | ステートストリート |
ベンチマーク | S&P500 |
構成銘柄 | 80銘柄 |
コアセクター | 不動産、金融 |
純資産 | 18億ドル |
リバランス | 1月、7月 |
配当時期 | 3月、6月、9月、12月 |
経費率 | 0.07% |
SPYDの株価の推移
Bloomberg マーケット情報より
直近の配当利回りは3.94%(2021年12月)となっており、少しずつ株価も戻ってきているので、来年以降には4%代に戻る可能性もあります。
ETFの中では配当率が高いので、SPYDを軸に配当株を買っていくことをオススメします。
HDV
HDVとは、iシェアーズコア米国高配当株ETF(iShares Core HighDividend ETF)の略称であり、モーニングスター配当フォーカス指数(同指数)の価格と利回りパフォーマンスに連動した投資成果を目指すETFです。
同指数は、財務健全性が高く、同時に持続的に平均以上の配当金を支払うことができる、米国企業への投資機会を提供しており、HDVは75銘柄で構成され、投資家に対して高い配当力を有しています。
HDVの特徴は以下のとおりです。
メモ
・米国の優良企業に投資する
・財務状態が健全であり、配当金を支払っている75の企業に投資する
・インカムゲインの獲得に活用できる。
下記にHDVの概要を記載します。
HDVの概要
銘柄 | HDV |
運用会社 | ブラックロック社 |
ベンチマーク | モーニングスター配当フォーカス指数 |
構成銘柄 | 75銘柄 |
コアセクター | エネルギー、ヘルスケア |
純資産 | 18億ドル |
リバランス | 1月、7月 |
配当時期 | 3月、6月、9月、12月 |
経費率 | 0.08% |
HDVの株価の推移
Bloomberg マーケット情報より
直近の配当利回りは3.23%(2021年12月)で、一時期4%近くまで上がっていただけに、最近は少し物足りない感じです。
しかし、3%代はキープできており、なおかつSPYDとセクターが被っていないので、同時購入すれば分散が効くのでオススメです。
VYM
VYMとは、バンガード・ハイディビデント・イールドETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)の略称であり、平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイディビデント・イールド指数(同指数)に連動したETFです。
同指数は、395銘柄で構成され、HDVやSPYDと比較してもかなり分散が効いており、投資家に対して安定的に配当を供給しています。
VYMの特徴は以下のとおりです。
メモ
・構成銘柄が多く分散投資が可能
・経費率が低い
・配当金が年4回もらえる
VYMの概要
銘柄 | VYM |
運用会社 | バンガード社 |
ベンチマーク | FTSEハイディビデンド・イールド指数 |
構成銘柄 | 約395銘柄 |
コアセクター | ヘルスケア、金融、消費財 |
純資産 | 270億ドル |
リバランス | 年1回 |
配当時期 | 3月、6月、9月、12月 |
経費率 | 0.06% |
VYMの株価の推移
Bloomberg マーケット情報より
直近の配当利回りは2.56%(2021年12月)となっており、SPYD、HDVと比較したら配当率は低いですが、株価は順調に上がっているので、今後の増配に期待できます。
証券口座を開設してETFを購入しよう
ここではオススメの証券口座をご紹介します。
出典:楽天証券
多くの証券会社がある中で楽天証券を推す理由はとにかく使いやすい点にあります。
他にも取り扱い商品が多い等のメリットがありますが、初心者でも扱いやすい仕様になっているので、
参入障壁が低く、続け易い点が一番の魅力です。
楽天証券のポイント
・他に比べてとにかく使い易い仕様になっている
・取り扱い商品が豊富
・ポイントプログラムが充実している
【無料】証券口座の開設はこちらから
まずは小額から投資して不労所得を得よう
今回は、高配当ETFの魅力やメリットについて書いてきた中で、何回も記載しましたが、不労所得を得る経験をして欲しいの一点に尽きます。
私も初めて配当金を受け取った時は、とても嬉しかったのと同時にもっと大きい金額を受け取りたい!という気持ちも芽生えました。
そういう意味では、マインドの醸成ができたのが、一番の収穫でした。
皆さんにも同じような体験をして欲しいので、まずは小額から投資して見て下さい。きっと価値観が変わるきっかけになると思うので!
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