皆さんは、公務員になりたいですか?
私は、現在民間企業で働いていますが、以前は公務員として役所に勤めていました。
コロナ等の影響で、安定した公務員になりたいって言う方も結構いますが、試験が難しそう、、って考える方も多いと思います。
しかし、私が言う穴場の職種で受ければ、かなりの確率で合格できると思います!
結論として、「職種にこだわりが無ければ、技術職(土木)で受けよう。」です。理由は下記に後述いたします。
目次
公務員の概要 〜公務員になるためには〜
公務員とは
公務員とは、国や自治体に勤務し、社会の基盤・インフラを整える仕事をしている人を指します。
公務員と一口に言っても、職種が多様に分かれており、各省庁職員、警察官、消防士、教師、区役所職員等があります。
総数は令和3年度の調査では、335万人おり、内訳として、国家公務員が58万9千人、地方公務員が276万人4千人となっています。 出典:人事院 令和3年度 人事院の報告書
公務員になるためには
行政機関によって、実施している試験や方法が異なりますが、基本的には筆記試験と口頭面接があります。
試験は難易度によって区分が分かれており、上から「上級(大卒程度)」「中級(短大程度)」「初級(高卒程度)」となっています。
また、事務系と技術系の2区分に分かれますが、下の階層はさらに細分化されており、試験内容が大幅に異なります。
これらの試験にパス出来れば、晴れて公務員の仲間入りを果すことができます。
特別区とは
特別区とは
東京都にある23の区のことを指します。
特別区の名称は、昭和22年に制定された地方自治法に「都の区は、これを特別区と言う。」と定められたことに由来します。
受験資格
2023年度の受験資格です。
事務・土木・造園・建築・機械・電気
2023年度の受験資格は平成4年4月2日〜平成14年4月1日生まれの人
福祉・衛生監視(衛生・化学)
平成6年4月2日〜平成14年4月1日生まれの人
心理
昭和59年4月2日〜心理学科を卒業した人又はこれに相当する人
保健師
昭和57年4月2日〜平成14年4月1日生まれの人
土木造園(土木)・建築(新方式)
平成4年4月2日〜平成14年4月1日生まれの人
採用予定者数(2023年度版)
2023年度の採用予定者数です。
事務 | 1181名 | 土木 | 94名 | 土木 | 25名 | 建築 | 101名 |
機械 | 18名 | 電気 | 22名 | 福祉 | 141名 | 心理 | 20名 |
衛生 | 39名 | 化学 | 5名 | 保険師 | 105名 |
狙い目の職種
続いて、狙い目の職種についてですが、下記に2023年度の特別区の結果を示します。
試験区分 | 採用予定数 | 申込者数 | 第1次試験 | 第2次試験受験者数 | 最終合格者数 | 合格倍率 | |
受験者数 | 合格者数 | ||||||
事務 | 1181名程度 | 8541 | 7668 | 5955 | 4595 | 3013 | 2.5 |
土木 | 94名程度 | 196 | 186 | 174 | 120 | 105 | 1.8 |
造園 | 25名程度 | 66 | 60 | 57 | 46 | 39 | 1.5 |
建築 | 101名程度 | 123 | 116 | 110 | 89 | 83 | 1.4 |
機械 | 18名程度 | 45 | 41 | 41 | 30 | 24 | 1.7 |
電気 | 22名程度 | 59 | 48 | 48 | 41 | 33 | 1.5 |
福祉 | 141名程度 | 453 | 421 | 376 | 333 | 256 | 1.6 |
心理 | 20名程度 | 177 | 147 | 110 | 96 | 45 | 3.3 |
衛生 | 39名程度 | 117 | 111 | 94 | 85 | 61 | 1.8 |
化学 | 5名程度 | 40 | 32 | 29 | 20 | 10 | 3.2 |
保険師 | 105名程度 | 362 | 334 | 298 | 277 | 213 | 1.6 |
合計 | 1751名程度 | 10179 | 9164 | 7292 | 5732 | 3882 | 2.4 |
第一次試験が筆記試験になるのですが、186人受けて、174人が受かっています。
ポイント
公務員試験で一番難しいと言われているのが一次試験(筆記試験)でここを突破できず、苦労している方が大勢います。しかし、土木職であれば、必要最低限の努力で受かる可能性が大きいです。
また、土木職志望の方が年々減少しているので、かなり穴場です。
技術職公務員の試験内容と対策
・3力(構造力学・水理学・土質力学)
・工学の基礎(数学・物理)
・その他の暗記科目(都市計画・土木計画)
上記が大まかな出題範囲になりますが、問題集と過去問を繰り返し勉強し、2〜3割ほどで取れれば、足切りをクリアできます。
ポイント
勉強期間としては土木職の方は2週間、それ以外の方は2か月あれば、十分合格圏内に入ることが可能です。
おすすめの参考書
下記に実際に私が使用していた一次試験(筆記試験)の参考書を載せておきます。
おススメのスクール
効率よく合格を目指そう
今回は公務員試験についての記事を書きましたが、合格するには必要最低限の勉強は必要になります。
ただ、事務職を受験するよりは遥かに土木職で入る方が簡単なので、特に職種にこだわりがない場合は是非おすすめします。